SKK 使うなら Shift を変換と無変換に割り当てるのがお勧め
今やってることと、近々やりたいこと - 英語とプログラミング気まぐれ日記を読んで
id:BigFatCat さんが SKKIME を使い出したことを知った。
そこで彼に Shift キーの割り当てについてアドバイスを送ろうと思ったのだけど
コメント欄に書いていたら長くなってきてしまったのでこっちに書いて TB することにした。
Shift は変換と無変換にするといいよ
コメントで id:syou6162 さんも言っているけど
僕も Shift は「変換」と「無変換」に割り当てるのがいいと思う。
理由
僕が SKK を使い出したのは日記によれば今年の2月頭のことのようだ。
(SKK を使い出してみた感想 - gan2 の Ruby 勉強日記より)
そして導入したとほぼ同時に僕は Shift を「変換」と「無変換」に割り当てている。
SKK を使う際に「Shift はそのままだと使いづらい」
というのは SKK を使っている人たちからよく耳にする言葉だ。
「Ctrl はそのままだと使いづらい」っていうのとよく似ている。
Ctrl については「Caps Lock の位置に割り当てる」というのがベストプラクティスになっていて
Emacs を触ってからは本当にそうだなと実感するようになった。
そこで僕は Ctrl から得た経験から、SKK の Shift も先人たちが押しづらいと言うのだから
きっと Ctrl のようにその内何とかしなくてはならなくなるのだろうと思った。
そして、どうせ SKK を覚えるのだったら
「初めから Shift の位置も変えておいた方が効率的だろう」と考えた。
じゃあどうしようか？ということで浮かんだのは「親指シフト」だった。
「親指シフト」が、単純に Shift を親指で押しやすい位置に割り当てることではなく
その名前を冠する一つの入力方式であるのは後から知ったことだが、
まあそのことは今はあまり関係ないので割愛する。
重要なのは「親指で Shift を押す」という考え方に気付いたことである。
SKKIME を使い出す前はずっと Windows 標準の IME を使っていた僕だが
そのときの親指というのは他の4本の指に比べて怠けまくりであった。
左手の親指はスペースを押すことだけが仕事になっていたし
右手の親指にいたっては常務が特に存在していなかった。
これだけ遊んでいるのだから、働きものの小指から仕事を分けてもらっても問題あるまい
というかその方がきっと効率的だろう、と僕は考えた。*1
キーボードを見るとスペースの左隣に「無変換」、右隣に「変換」があった。
スペースのすぐ隣なら親指でも楽に押せそうだし
Shift は右と左に2つあるものなので親指で押すときも2つを使い分けるのが自然だろう。
スペースを Shift にして「変換」と「無変換」をスペースにすることも考えたけど
スペースの位置まで変わってしまうと覚えることが増える上に
メリットも特になさそうだったので却下した。
ということで「変換」と「無変換」を Shift に割り当てた。
実際に使ってみて
ぶっちゃけた話、小指で押していた Shift を親指で押すようにすることには相当の違和感があった。
元々の位置でも使えるようにしていたので親指で押さずにそっちに逃げてしまうことも多々あった。
しかしそこは慣れである。
しばらく使っていると、「小指で押す」という認識が「親指で押す」にシフトする時期がくる。*2
慣れてしまえば親指で Shift を押すのにはほとんど何の負荷も感じなくなる。
実際に今の僕は Shift の使い過ぎで親指が疲れるなんてことはほとんどない。
小指の Shift なんてもう何年使ってきたか分からないくらいなのに
SKK を使い出したらそりゃもうすごい勢いで疲れを感じた。
これだけ慣れてても疲れるんだから、これはもう「小指で Shift を押す」というやり方が悪いのだなと思った。
でも親指の Shift は慣れればほとんど疲れない。
導入こそ少し時間がかかるが、それにしたってタッチタイピングを覚える程ではない。
小指から親指に切り換えるだけなのでかかる時間も大したものじゃない。
まとめ
- 「標準の Shift と SKK は相性が悪い」という先人たちの言葉がある。
- 「親指」は遊んでいるのでこいつに Shift を押させると効率がよくなる。
- 「変換」と「無変換」が押しやすい。
- 「親指で Shift」は慣れの問題。慣れたら疲れない。
