バッファの由来

なるほどなー。
Programming in Emacs Lisp: Practicing Evaluation

`buffer' という言葉は衝突の際の衝撃を吸収するクッションを表わす言葉から来ている。初期の計算機では、バッファはファイルと計算機の中央演算処理装置 (CPU) の間のクッションの役目をしていた。ファイルを保存するドラムやテープと CPU は互いに全く異なる装置であり、速度も全然違っている。バッファは各々が互いに効果的に作業出来るようにするものだった。その後、バッファは中継ぎとか、一時的な保管場所とかいう意味から変化して作業する場所を示すようになった。この変化は小さな港から巨大な町への変化と似ている。かつては単に船に積まれる貨物が一時的に保管される場所でしかなかった所が、ビジネスや文化の中心としての存在になってしまったのである。