「たのしいRuby」の感想

たのしいRuby 第2版 Rubyではじめる気軽なプログラミング

たのしいRuby 第2版 Rubyではじめる気軽なプログラミング

一通り読み終わったので感想を書いてみる。
一通りと書いたのは、ここは読まなくてもいいだろうな、
と思ったところは少し飛ばして読んだりしたから。
でも練習問題は1つ1つ自分で考えながら解いていったので、
自分なりの感想を書ける程度には読んだつもり。


この本はすごくいい本だと思う。
全くの初心者にとってどうなのかと聞かれると、
僕はもう全くの初心者は卒業していると思うので、
それに答えるのはちょっと難しいのだけれど、
ちょっとプログラミングをかじったことのある人には、
読みやすくていい本だと思う。


文章自体が読みやすくて分かりやすいし、
書かれている内容もRubyを学ぶ上で大切なことばかりだと思う。
本書を読めば、Rubyではこういう考え方をすればいいんだな、
という大体の方向性を掴むことができるだろう。


練習問題も簡単すぎず難しすぎず量もそんなに多くない、
だから1つ1つ自分で解いていけば確実に力になると思う。
プログラミングの学習において、
最も大切なことは「自分で実際に書いてみる」ことだと考えているので、
「たのしいRuby 第2版」練習問題の解答例を流し読みして、
それだけで分かったつもりになることは絶対によくない。
解答例の中には間違っているものも幾つか含まれているので、
間違いを自分で見つけるくらいのつもりで解くのがいいと思う。


僕が本を買うときに重視する索引も、
この本はしっかりとしているので使いやすい。
読み終わった後もリファレンス代わりに使えると思う。
最も、リファレンスとしては姉妹本の「Rubyレシピブック」があるので、
基本的にはそっちを活用した方がいいのかもしれない。

Rubyレシピブック 第2版 268の技

Rubyレシピブック 第2版 268の技


何か分からないことがあったらまず「Rubyレシピブック」を読み、
それでも分からないときや、
もう少し知識を定着させたいと思ったときに「たのしいRuby」を読むのが、
効率のいいやり方だと思う。


「たのしいRuby」には随所にコラムが挿入されていて、
これがなかなか面白くて役立つ内容だったりする。
個人的には、目次にコラムのことも載せてもらえたら、
もっとよかったかなぁという気がする。